荘智淵コーチと高承睿選手 師弟コンビでパリ五輪へ
【◎文/雨霏、陳婷芳 ◎翻訳/有田夏子 ◎撮影/Carter ◎寫真提供/荘智雄、高雄市政府運動発展局】
「臺灣卓球界の父」荘智淵はかつて六度のオリンピックに參加し、臺灣代表卓球チームを率いて世界のトップ選手たちと対決してきた。このたび彼の弟子である高承睿がその教えを受けつぎ、男子シングルスに出場する。
オリンピック選手荘智淵 (寫真提供:荘智雄)
「選手が試合で打つ球にはその選手の性格が表れる」というが、剛速球を特徴とする荘智淵は、常に対戦相手に大きなプレッシャーを與えてきた。ベテランとなった今でも試合での闘志は衰えることなく、常にベストな狀態を保っている。
2008年、荘智淵は高雄市鼓山區に「智淵卓球運動館」を設立し、少年から大人まで、多くの臺灣代表選手を育成してきた。なかでも19歳の高承睿は師匠の後を受けつぎ、今年初めてオリンピックに男子シングルスで出場する。
オリンピック選手高承睿 (撮影:Carter)
オリンピックを間近に控え、24歳差の師弟コンビは毎日トレーニングで技術面の細かな調整を進めている。荘智淵は次の世代に経験を伝えることに喜びを見出し、「自分の教え子とともにオリンピックに挑むことができて、とてもうれしい」と語る。高承睿は、師匠のアドバイスを胸に刻み、一つ一つの試合に全力を盡くし、他の選手とともに臺灣に栄光をもたらしたいと語った。
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