左営區「自由黃昏市場」への誘い

撮影/李瑰嫺

【◎文、撮影/李瑰嫺 ◎翻訳/有田夏子】

高雄市左営區の「自由黃昏市場」は多様な食材や惣菜が集まる巨大市場で、高雄っ子の日々の買い物や食事に欠かせない場所だ。市場の面積はとても広く、衣食住のすべてが揃う。昔と違って肉類は冷蔵庫で安全に保管されているが、その場で小さく切ってくれるなど、伝統市場らしいサービスは健在だ。青果店にはありとあらゆる野菜や果物が並び、ショッピングカートで便利に買い物できる。

撮影/李瑰嫺

「主婦連盟環境保護基金會」南部事務所の講師を務め、三児の母でもある王巧溱さんも、自由黃昏市場の常連客だ。王さんによれば、近代的なスーパーマーケットに比べると、伝統市場には季節の食材が豊富にあり、直に手に取って確かめられるのが魅力だという。「伝統市場の良いところは、やはり食材が新鮮で種類も多く、変化に富んでいることです。產地や食材について店主のお話が聞けるのも楽しいですね」臺灣地產の蝨目魚(サバヒー)をその場でさばいたり、エビの殼をむいてくれたりする海鮮店もある。また、持ち帰ってすぐに料理できるよう、アサリとバジルなどよく使う組み合わせの食材をあらかじめセットにして売る店もある。

撮影/李瑰嫺

撮影/李瑰嫺

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