蚵仔寮 百年の歴史を誇る漁港

撮影:李瑰嫺

【◎文/李瑰嫺 ◎翻訳/有田夏子 ◎撮影/李瑰嫺、黃敬文】

「蚵仔寮(オアリャオ)」は、高雄市梓官區に位置する漁港である。ここは、清朝時代に地元の漁師たちが寮を建ててカキの養殖をしていた場所であるが、カキは臺灣語で「蚵仔(オア)」と言うことから「蚵仔寮」の名で呼ばれるようになった。その後は第二次世界大戦中、日本政府に軍用地として接収され、また海の波の浸食が度重なり、カキの養殖棚は徐々に姿を消していった。1980年代にはボラが高級魚としてよく売れ、大漁時には一晩で百萬元の収入が得られた。ボラは中國語で「烏魚」と言うが、お金をもたらすことから「烏金」の美稱でも呼ばれる。殘念ながら最近では、他國での漁獲や地球溫暖化の影響により、以前ほどの漁獲量は得られなくなった。

撮影:李瑰嫺

撮影:李瑰嫺

撮影:黃敬文

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